ダイビングで脳の活性化
みなさんがよく聞く「脳梗塞」をはじめとする以下のような病気は、高気圧酸素療法という治療法を用いて行われることがあります。
(慢性難治性骨髄炎   放射線骨壊死   混合軟部組織感染  坐滅損症  ガス壊疽  空気塞栓症  潜函病  脳浮腫)

  高気圧酸素療法とは、大気圧(1気圧)の約2倍の気圧下(2気圧)で酸素を吸う事によって、酸素不足で苦しんでいる、または死にかけている脳細胞を助ける効果を期待する治療のことです。

Q→ では、どうして、スキューバダイビングで、脳の活性化が得られるのでしょうか?

A→ スキューバダイビングには、高気圧酸素療法と同じ効果があるか らです。 例えば、水深10mでは陸上の約2倍の気圧(2気圧)で、酸素を吸うことになり、その濃度は深度に比例していきます。つまり、水深20mでは3気圧、30mでは4気圧・・・というわけです。


現在、脳卒中や脳血管性痴呆症などの予防に効果的だと言われています。
 
 




スノーケルクリア スノーケルの中に入った水を排出するスキル。
スペシャルティコース ステップアップコースのひとつで、ダイビングの楽しみを広げるための講習。
セッティング タンクにBC、レギュレーター、ゲージなどをセットすること。
セルフレスキュー トラブル時に自分自身で解決策を見出し、パニックにならずに落ち着いて対処すること。
潜降 水中へ潜ること。
潜水計画 水面から水中に潜ること。安全のためにバディ単位で行う。
潜水病 無理なダイビングによって起こる様々な障害の総称。減圧症、エアエンボリズムなど。
ソフトコーラル やわらかいサンゴのこと。イソギンチャクやウミトサカ、イソバナなどが代表的なソフトコーラルの種類で植物に見えるが、腔腸動物という立派な動物。
タイドプール 潮が引いた時に現れる水溜りのこと。潮溜まりともいう
ダイビングスポット ダイビングをする場所。スポットにはそれぞれ名前がついていて、同じスポットでも季節やコースによっていろいろな楽しみ方がある。
ダイブテーブル 減圧症を予防するための表。潜水計画を立てるのに重要
ダイブフラッグ ダイビングをしていることを示す旗。船の接近による事故を防ぐため、ダイビング中にはかならずこれを揚げなければならない
ダイブマスター ダイビングのガイドや講習時にインストラクターのアシスタントができることを指導団体ににんていされたダイバー。
ダウンカレント 海底に向かってながれる潮流のこと
水中にある広場のような平地のこと。広義では、「海の中の魚のすんでいるところ」という意味だが、ダイビングでは水深10〜25メートルくらいにある平地という意味で使われる
タンク ダイバーが水中で呼吸するための空気が入った容器。酸素ボンベと間違えている人も多いが、中身は酸素ではなく私たちが普段呼吸している空気が圧縮された圧縮空気が入っている
窒素酔い 深度下で高分圧の窒素を呼吸することで起こる障害。個人差があるが水深30メートルくらいから症状が出始める。お酒に酔ったように頭がボーッとしたり、わけのわからない行動をとったりする。水深の浅い所に戻れば症状は消えるが重大な事故につながることもあるので早めに対処すること。
チャージ 使用後のタンクにエアを充填すること
中性浮力 水中で浮きも沈みもしないで一定の深度を保っている状態。ダイビングで最も重要なスキルのひとつ。BCや肺の空気量を調節してこの状態になるようにする。
中層 水面でも海底でもない場所はすべてこう呼ばれる。
潮流 時間とともに速さや方向が変化する潮の流れのこと。
ディブリーフィング ダイビング終了後にガイドやインストラクターがそのダイビングに関して行う説明や解説
透視度 水中で水平方向にどのくらい先まで見通せるか距離で示したもの。
透明度 水面からどのくらい下まで見えるか距離で示したもの。
ドリフト 船をアンカーなどで固定せずに潮の流れにそって移動しながら潜るダイビングスタイル。流れが強いスポットで行われるので、スムーズな潜降、中性浮力は必須テク。
ドロップオフ 水底に向かって絶壁状に落ち込んでいる水中の地形。
ナイトダイビング 日没後に行うダイビング。夜行性の生物や寝ている魚を観察できる
ナイトロックス 通常の空気より酸素の比率が高いエア。酸素が多い分窒素が少ないので窒素酔いや減圧症といった窒素が原因のトラブル発生率を減少させることが出来る。ダイビングコンピュータはナイトロックス用が必要だか、他の器材は通常のものでOK。
凪(なぎ) 海が穏やかな様子。波やうねりの影響もなく、ダイビングに適した状態。
ナビゲーション 水中でのコースの取り方や方向を認識すること。コンパスを使用するコンパスナビゲーションと、砂の模様や海藻などの地形から判断するナチュラルナビゲーションがある。
波酔い 波の動きで酔ってしまうこと。
二枚潮 方向の違う2種類の流れがある状態。時間や地形など様々な要素が複雑に絡み合って生まれる。
海底から盛り上がった岩礁やサンゴの群落のこと。根の周辺は魚が多く、エビやカニなどの生物もよく見られる。
根魚 根の周辺にすみついて、あまり場所を移動しない魚のこと。
肺の過膨張障害 肺の破裂に伴う障害の総称で浮上時に呼吸をしっかりしないとおこる。主な症状はエアエンボリズム
ハイパベンチレーション 深い呼吸を強く速く繰り返すこと。こうすることで体内の二酸化炭素分圧を下げることが出来るため、通常よりも長く息ごらえができる。
ハウジング 陸上用のカメラやビデオを水中に持っていくための防水ケース。購入する時は自分のカメラに合うものを選ぶ
ハウスリーフ プライベートビーチを持つリゾートでそのビーチ周辺の海域を呼ぶ。
バックロール 正確にはバックロールエントリー。ボートの縁に腰をかけ、マスクとマスクストラップ、レギュレーターを押さえながら後ろ向きにお尻から落ちる方法
バディ ダイビング中のパートナー。ダイビングは必ず二人一組になり、絶対に一人で潜ってはいけない。
バディチェック ダイビングの前に行う、バディ同士の安全点検のこと。
バディブリージング バディのエアがなくなったとき、バディ同士で一つのレギュレーターを交互に呼吸しながら浮上する方法。オクトパスがあれば必要ない。
バルブ タンクバルブの略。
ハンドシグナル 水中でのコミュニケーション手段。バディ同士や仲間に意思を伝えるためにも簡単なサインなのでしっかり覚えよう。
反復潜水 1日に2本以上潜る時の2本目以降のダイビングのこと。減圧症などの事故を防ぐため、水面休息は十分にとり、2本目以降はあまり深い場所を潜らないこと
ビーチエントリー ビーチからそのまま海に入るエントリー方法
ビーチダイビング ビーチや岩礁域など、海岸から直接エントリーして行うダイビングを総称して呼ぶ。
ファンダイブ 文字通り、楽しみを求めて潜るダイビング。講習や作業以外のダイビング。楽しみ方は無限大。
ブイ 水面に浮かべ、潜降ポイントの目印に使うウキのこと
フィートファースト 足を下にして自分の重みで潜降する一般的な潜降方法
フィッシュウォッチング 水中で魚や生物を見て楽しむこと
フィンキック フィンキックの足の使い方。ヒザを曲げないで太ももからフィンの先まで一直線にするつもりで水をけるのがコツ
フィンピポット 中性浮力がとれた状態を自覚するために使うトレーニング方法。
吹き上げ BCやドライスーツの浮力コントロールに失敗して、勢いよく水面に向かって浮上してしまうこと。深場から浅場に移動する時になりやすく、肺の過膨張障害の危険性があるので注意がいる。
浮上 水中から水面に上がっていくこと。ゆっくりとあがることが大事
浮上速度 水中から水面に浮上する時の速度。減圧症などの危険を避けるため、毎分10〜18メートルを超えない速さが推奨されている。
ブラックアウト 過度な息ごらえをした時に意識をうしなうこと。
ブリーフィング ダイビング前の打ち合わせ。インストラクターやガイドがその日のダイビングのスタイルや見られる魚、地形など、そのポイントについて詳しく説明してくれる。
フリーフロー レギュレーターやオクトパスのセカンドステージからエアが出っ放しになってしまうこと。Oリングや器材の劣化が原因で起こる。
ヘッドファースト 頭から先に潜降すること。流れのある場所ではこの方法で潜降することが必要。
ベンズ 深い場所へ潜った時や、決められた潜水時間よりも長く潜ったあとの浮上の際に、血中や組織中に窒素の気泡が出来て起こるのがベンズ。ヒジやヒザの関節に痛みが走る。ほかにも、しびれや刺すような痛み、吐き気など、様々な症状を引き起こす。再圧チャンバーでの処置が必要になる。
ボートエントリー ボートからエントリーする方法。ジャイアントストライドやバックロール・エントリーなどの方法がある
ボートダイビング ダイビングスポットまでボートで移動し、潜るスタイル。
ボトムタイム 本来は潜降からダイビング終了のために浮上を開始するまでの時間のことだが、最近は潜降から浮上完了までのトータルの潜水時間を指す事が多い
ホバリング 浮きも沈みもせずに完全に中性浮力がとれている状態。
マクロ 小さな体をした生物のこと。なぜマクロかというと、水中写真を撮る際にマクロレンズで撮影することからこう呼ばれるようになった
マスククリア 鼻から出す息を使ってマスク内の水をマスクの外に押し出すスキル。
マスクブロー 圧平衡をとるスキルのひとつ。潜降するにつれてマスク内の空気が収縮すると、徐々に顔が圧迫されてくるので、鼻から軽く息を吐いて圧平衡をとる。
マルチレベルダイビング 時間の経過とともに水深が変化するダイビングのこと。通常のダイビングでは深度が一定に保たれることがほとんどなく、ほとんどがマルチレベルダイビングとなる。ダイブコンピューターは体に蓄積される質素の量をマルチレベルで計算する。一定の深度でしか計算できないダイブテーブルから導かれる限界の時間よりずっと長く潜ることができる
無限圧潜水時間 減圧症になる危険性のない潜水時間のこと。ダイブテーブルやダイブコンピューターを使って、最大深度や潜水時間を計算する。
山だて 潜降前に行う方向確認。どちらが陸でどちらが沖か、これから潜降する場所の位置をコンパスと併せて確認する。主に、ビーチダイビングの際に役立つ。
ラグーン ほとんどの人が巨大なサンゴ礁域という意味で使っている。しかし、本来はサンゴ礁によって仕切りが出来たようになり、海とは別に礁湖などが出来た場合に使う。
ラダー ボートについているはしごのこと。
リーフ 盛り上がったサンゴ礁のこと。水面すれすれまでサンゴ礁が張り出している状態をそのように呼ぶ
リーフエッジ リーフの外洋に面している部分のこと。潮の動きがとても活発なので、たくさんの魚が群れていることが多い。
リップルマーク 砂地の海底に出来た模様のこと。
レギュレーターリカバリー 水中でレギュレーターが口から外れてしまった時の対処法。視界に見つからない場合は右肩を少し落として右腕を大きく回せばレギュレーターが腕に引っかかってくる。レギュレーターが外れている間は、エアエンボリズムを防ぐために少しずつゆっくりと空気を吐き続けること。
レック 水中に沈んだ船や飛行機などのこと。レックは長い間沈んでいる間に、漁礁となっていることが多く、たくさんの生物が集まっている。
ログブック 潜水時間や水深、みられた生物など、ダイビングの記録をつけるノート。ダイビングの経験を証明するアイテムなので、Cカード同様、ダイビングに行くときは必ず持っていく